温室効果ガス削減

基本的な考え方

 小糸では、環境保全の取り組みの中で、「地球温暖化防止・CO₂削減」を最重要課題の一つと位置付けています。
 自動車燃費向上とCO₂排出量削減に貢献すべく、製品の開発・設計段階から省電力化と小型・軽量化を推進しています。また、生産・物流段階においても、中期重点取り組みの中でそれぞれ定量的な削減目標を設定し、省エネルギー化の推進やCO₂排出量の削減に取り組んでいます。

製品での取り組み

LEDヘッドランプ
 小糸は、ランプの省電力化により自動車燃費向上とCO₂削減に貢献するため、他社に先駆けランプ光源のLED化に取り組んできました。LEDヘッドランプはディスチャージヘッドランプに比べ約40%の省電力化となり、バッテリーの負荷低減に貢献します。
 小糸は、白色LEDを使用したLEDヘッドランプを2007年5月世界で初めて量産化、その後も性能向上を進め、現在では大型車から小型車、軽自動車や二輪車など様々な車両へ採用が拡大しています。2018年度に小糸グループで生産したヘッドランプのうち、LEDヘッドランプの採用率はグローバルで約40%となっており、今後も更なる普及が見込まれています。
 また、更なる白色LEDの性能向上や小型化・軽量化などを推進し、省電力ランプの開発に取り組んでいます。
LEDリアコンビネーションランプ
 リアコンビネーションランプには従来より白熱電球が使われていましたが、LED化によりランプの小型化・軽量化・省電力化を実現。自動車の燃費向上、CO₂削減に貢献することから、LEDリアコンビネーションランプもLEDヘッドランプと同様、様々な車両に採用が拡大しています。
ヘッドランプ構成部品の小型・軽量化
 小糸は、開発・設計・生産・調達など各部門が一体となり、部品点数削減、樹脂化等による製品の小型・軽量化に取り組み、自動車の燃費向上に貢献しています。
加速度センサ内蔵オートレベリングシステム
 オートレベリングは、車両の姿勢変化に応じてヘッドランプの照射角度を一定に保つシステムです。従来の車高センサを加速度センサに置き換え、制御回路と一体化することで、車高センサやワイヤーハーネスが不要となり、自動車の軽量化に貢献しています。

生産での取り組み

 小糸では、生産段階での省エネルギー化や生産効率の向上に努め、CO₂排出量の削減を推進しています。
工法改善や設備改善、設備更新等によるCO₂削減に努め、高効率なトランスやGHP(ガスヒートポンプ)式空調機へ更新するほか、非稼働時の自動電源停止、照明のLED化に取り組んでいます。
 また、事務所等の間接部門においては、空調温度設定や運転時間管理の徹底、節電パトロール等、電力使用の見直し・適正化を継続して実施しています。
 2016年度から2020年度の5ヵ年計画において、生産金額(百万円)あたりのCO₂排出量(CO₂原単位)を2020年度までに2015年度比△13%削減することを目標に設定し活動しています。
 2015年度に生産ラインの統合や改善工事などの国内工場の合理化を実施し、生産性向上、省エネルギー化を図ったことにより、2017年度のCO₂排出量は、当初目標である2015年度比△6%を大幅に上回る△10%の削減を達成しました。

物流での取り組み

 小糸の物流は、トラック輸送が中心となっており、主に関係会社のコイト運輸が担っています。
 コイト運輸は、2004年2月グリーン経営認証を取得、小糸と連携し輸送事業の環境貢献型経営を目指し、トラック輸送時のエネルギー削減、CO₂削減、及び物流過程で排出する廃棄物低減を重点に環境負荷低減に努めています。
 2017年度の小糸の物流全体におけるCO₂排出量は、輸送量の増加により13.4千tと前年度に比べ増加しましたが、エネルギー原単位は改善活動の効果もあり、1.48kℓ/億円と前年度比△9%の減少となりました。今後も、更なる排出量低減に努めていきます。

 コイト運輸では、ドライバー同士の切磋琢磨による燃費効率の向上や、車両の軽量化など、CO₂排出量削減に向けて社員一丸となった継続的な活動が評価され、2014年度に「環境大臣表彰」、2017年度に環境保全優良事業所表彰として「国土交通大臣表彰」をそれぞれ受賞しました。
 各運行路線の時間的な余裕を充分に確保した上で、高速道路における基本走行速度を75km/hとし、燃費効率は業界平均を遥かに上回る5.4km/ℓを6年間に亘り維持しています。
 安全面においても、「事故をしない・貰わない運転」に努め、事故ゼロを約2年間継続しています。今後も、更なるエコドライブを追求するとともに、安全・安心運行に努めていきます。