人権の尊重

基本的な考え方

 小糸は、「従業員が希望をもって描く夢の実現に向かって前進する」ことを経営理念の一つとし、また「小糸グループ行動憲章」において、「すべての人々の人権を尊重する」旨を10原則の一つとして定めています。
 従業員のみならず、取引先や地域社会とのコミュニケーションを図り、すべてのステークホルダーの人権を尊重することで、国際社会から信頼される企業であり続けることを目指しています。
 小糸グループは、今後も社会の一員として、社会の共存共栄に資する企業活動を展開していきます。 

人権方針

 小糸はグループ全体で人権尊重の取り組みを実践し、果たすべき責務を明確にするため、2024年5月29日開催の取締役会において、「小糸グループ人権方針」の策定について決議しました。

小糸グループ人権方針  

 小糸グループは、「光」をテーマとして顧客のニーズを創造し、社会の進歩発展に貢献するとともに、株主・顧客・従業員・取引先等すべてのステークホルダーとの共存共栄を図ることを経営の基本方針とした「小糸グループ行動憲章」を定めています。
本憲章に従い、企業に求められる国内外のあらゆる法令、国際ルール、及びその精神はもとより、企業倫理に沿った企業行動を実施しております。
さらに、社会の持続的な成長に向け、事業活動を通じた社会的課題の解決を図るとともに、社会的責任を果たして参ります。
 本方針は、小糸グループ行動憲章に基づく、人権に関する最上位の方針として位置付けます。

人権尊重へのコミットメント

 小糸グループは、すべての人々の人権を尊重します。また、自らの事業活動が、潜在的にあるいは実際に人権への影響を及ぼす可能性があることを理解した上で、他者の人権を侵害しないよう最大限に配慮し、自らの事業活動上生じる人権への負の影響に対処していきます。

適用範囲

 本方針は、小糸グループ(株式会社小糸製作所及びその連結子会社)のすべての役員と従業員に適用されます。
 また、すべてのビジネスパートナーの皆様にも、本方針を理解し、支持していただくことを期待します。

国際的規範の尊重

 小糸グループは、「国際人権章典」及び「労働における基本的原則及び権利に関する国際労働機関(ILO)宣言」などに規定されている国際的に認められた人権(結社の自由及び団体交渉権、あらゆる形態の強制労働の禁止、児童労働の実効的な廃止、雇用及び職業における差別の排除、安全で健康的な労働環境など)を尊重し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持し、実践に向けて取り組みます。
 また、小糸グループは事業活動を行う国や地域の法令を遵守します。当該国や地域の法令と国際的に認められた人権の間に矛盾がある場合、法令を遵守しつつ国際的に認められた人権を最大限尊重する方法を追求していきます。

人権デュー・ディリジェンス

 小糸グループは、自らの事業活動上生じる人権への負の影響を特定、評価、予防、軽減するための一連の仕組み(人権デュー・ディリジェンス)を構築し、これを継続的に実施します。

是正・救済

 小糸グループは人権に対する負の影響を引き起こした、または助長したことが明らかになった場合、適切な手続きを通じて、その是正に取り組むとともに、人権に対する負の影響について適切な救済が可能となるよう、体制を整備します。

教育

 小糸グループは、本方針の周知と実践に向け、適切な教育を行います。

情報開示

 小糸グループは公式ホームページやその他のコミュニケーション手段を通じて、人権に関する取り組みの進捗状況を適切かつ公正に開示します。

ステークホルダーとの対話・協議

 小糸グループは、自らの事業活動上生じる人権への負の影響を特定、評価、予防、軽減するために、専門家の意見も踏まえながら、関連するステークホルダーと建設的な対話や協議を行っていきます。

2024年5月29日
株式会社小糸製作所
取締役社長
加藤 充明

人権教育

 小糸では、コンプライアンス教育の一環として、従業員に対し人権尊重に関する教育を実施しています。また、ハラスメント研修といった特定の課題に関する研修を適時行い、従業員一人ひとりの人権尊重に対する意識醸成に向けた取り組みを推進しています。