ごあいさつ

三原弘志  2020年3月期の業績につきましては、主力の自動車照明関連事業において新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展等はありましたものの、世界自動車生産台数が減少したことから、売上高は前期比減収となりました。
 利益につきましては、国内外における改善合理化を推進したものの、自動車減産に伴う売上の減少や研究開発の強化、及び新規受注対応の設備投資に伴う償却費負担の増等により、営業利益・経常利益・当期純利益の各利益において前期比減益となりました。

 日本、及び世界の経済情勢は、新型コロナウイルス感染拡大による個人消費の低迷、企業収益の悪化、雇用情勢不安や、米中貿易摩擦の激化などにより、大幅な景気後退も予測されており、当社を取り巻く経営環境は大変厳しい状況です。
 自動車産業は、自動車需要の低迷や期前半における生産休止や減産の影響などにより、世界自動車生産台数は前期に比べ大幅に減少することが予測されています。
 2021年3月期通期の業績見通しにつきましては、主力の自動車照明器関連事業において新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展が見込まれるものの、国内外における自動車減産の影響が大きく、売上高は、前期比減収の見通しです。
 利益につきましては、売上の減少や為替換算の影響に加え、償却費の負担増等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各利益において減益の見通しです。

 小糸グループは中長期的な自動車照明器の売上拡大に向け、世界5極(日本、米州、欧州、中国、アジア)における生産能力の強化を図っています。2019年11月にマレーシアで生産開始、2020年5月にはコイト・チェコの拡張工場が稼働開始しました。
 また、コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化などモビリティ変化への対応をはじめとする製品開発力の強化等を展開しております。
 これからも小糸グループは、シェア拡大を目指し、受注活動の強化、生産能力増強、生産性向上、相互供給・相互補完等生産体制の拡充を進めるとともに、環境変化に即応できる事業体制の構築、信頼される企業体質の確立に努めてまいります。

 小糸グループは、企業メッセージ「安全を光に託して」のもと、自動車照明器、電気機器メーカーとしてお客様の求める新しい価値を創造、安全・安心、そして信頼できる製品・サービスの提供を通じて、自動車産業や社会の発展に貢献すべく事業展開しております。
 今後とも自動車照明器分野のリーディングカンパニーとして、最新・最高のテクノロジーの追求と更なる性能・品質向上を目指し、社員の育成・レベルアップに取り組むとともに、「常にお客さまの立場で考え、ご満足いただける製品・サービスを提供する」という基本姿勢を忘れることなく努力し続けてまいりますので、皆さまのご支援ご厚情を心よりお願い申し上げます。
2020年7月
取締役社長
三原弘志