2024.05.17

経営

人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMAに出展

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 株式会社小糸製作所(本社:東京都品川区、社長:加藤 充明)は、2024年5月22日よりパシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」に出展します。

出展ブースイメージ

 小糸製作所は2030年に向けた「KOITO VISION~人と地球の未来を照らす~」に基づき、次世代モビリティ社会に貢献する技術開発を行っています。
 本展示会では、高精細ADBやLiDARラインナップのデモンストレーション等、交通事故の低減や、渋滞の解消など交通社会の課題解決に向けて、小糸製作所の「光」の可能性を紹介、安全・安心で快適な社会の実現を目指します。
ADB:Adaptive Driving Beam(ハイビーム可変ヘッドランプ)

【1】ライティング

 ドライバーに最適な夜間視界を提供するライティング技術。前方車両に合わせハイビームの一部を 消灯し、眩しくないハイビームを実現するADBの最新技術を紹介します。
 当社は、2012年に国内で初めてADBを実用化、2019年には世界初のブレードスキャンADBを開発するなど、更なる安全性の向上を目指して、進化を続けています。

「高精細ADB」

 ヘッドランプの照射範囲を16,000個に細かく分割し、点消灯・出力光度を制御することで、より緻密に光をコントロールします。
 最小遮光により、照射範囲を最大化させ、歩行者や障害物の早期発見をサポート、夜間の交通事故ゼロを目指します。また、光の強弱により最適な配光を提供し、歩行者への配慮と車載カメラの認識性能向上を支援します。

〈配光パターン比較〉
最小遮光により照射範囲を最大化

〈照射イメージ〉
光の強弱により最適な配光を提供

【2】センシング

 これからの次世代交通社会では、高い精度で対象物までの距離測定や物体の形状・位置を検出できるLiDARは、必要不可欠なセンサです。
 LiDARのラインナップやランプ内部への搭載事例に加え、車載以外への製品展開として、移動体 検知システム「ILLUMIERE™」を紹介します。

「LiDARラインナップ」

 車両の周囲360°の対象物を検知する短距離用、高速走行時など遠方の対象物の検知を可能にする長距離用、加えて、車載向けのほか、屋内外での人流・混雑状況の把握に活用できる中距離用をラインナップ。自動車に加え、産機・建機・農機車両など、様々なニーズに応えるLiDARで正確な検知を実現します。

LiDARの主な仕様

「センサ搭載ランプ」

 車両のコーナーに位置するヘッドランプとフォグランプの内部にLiDARを組込み、広い検知範囲と高い車両スタイリングを両立させます。また、ポップアップ式のクリーナーをバンパー内に搭載することでLiDAR上の汚れを除去し、様々な走行環境下で高い検知性能を維持します。

移動体検知システム「ILLUMIERE™(イルミエル®)」

イルミエルは、周囲の人や車を判別・分類し、移動体の位置を高精度に検知するシステムです。カメラとは異なり、プライバシーに配慮しながら、検知した情報の蓄積・分析による動きの予測は、交通事故防止や商業施設等での人流・混雑状況の把握、駐車場の空き状況の把握など、さまざまなシーンへの活用が期待されます。

ILLUMIERE™筐体

点群データによる検知イメージ

<ILLUMIERE™とカメラの主な性能比較>

   ILLUMIERE™  (参考)カメラ
 検知範囲 約70m 約20m
 4,000㎡(50m×80m)
の検知に必要な台数
3台 10台程度
 対象物の検知精度
(誤差範囲)
±0.05m ±1m以上
 プライバシー配慮 ×
 夜間検知 ×
(300ルクス以上の照度が必要)

当社調べ

<人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA開催概要>
・主  催:公益社団法人自動車技術会
・会  期:2024年5月22日(水)~5月24日(金)  10:00~18:00(最終日は9:00~16:00)
・会  場:パシフィコ横浜 展示ホール・ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1−1)
・オフィシャルサイト:https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/yokohama/ 

以上

出展に関するお問い合わせ  :株式会社 小糸製作所  技術管理部 
 TEL 054-345-4067  FAX 054-345-4570
リリースに関するお問い合わせ:株式会社 小糸製作所  広報室
TEL 03-3443-7113  FAX 03-3447-1520

人とくるまのテクノロジー展 2024 小糸製作所 出展