2024年7月29日付「米国上場企業であるCepton, Inc.の子会社化に関するお知らせ」※のとおり、当社はCepton, Inc. (以下「セプトン社」、本社:米国カリフォルニア州、NASDAQ:CPTN)との間で同社の子会社化(以下「本子会社化」)に向けた合併契約を締結しておりましたが、下記のとおり、2025年1月7日(現地時間)に本子会社化に関する手続きが完了し、セプトン社は当社の子会社となりましたことをお知らせいたします。
本子会社化は、2024年12月20日(現地時間)に開催されたセプトン社の臨時株主総会において承認されました。本子会社化によりセプトン社はNASDAQ市場から上場廃止となり、今後は当社グループの一企業として事業を継続します。また、セプトン社はCEOであるJun Pei氏の下、今後も当社と共にセプトン社の更なる成長、そして安全・安心な交通社会の実現に取り組んでまいります。
本子会社化の完了について、当社の代表取締役社長である加藤充明は、以下の通り述べています。
「当社は、企業メッセージ「安全を光に託して」のもと、自動車照明器などの「光」を通じて安全・安心な交通社会の実現に貢献してまいりました。当社は、製品ラインナップにLiDARというセンサの「光」を加えることで、ADAS・自動運転などが普及する次世代モビリティ社会においても新たな価値を生み出すとともに、持続的な成長と社会への貢献を目指し、2018年よりセプトン社とLiDARの共同開発を開始いたしました。
当社グループがこれまで培ってきた技術・ノウハウ・実績と、セプトン社の高性能・短期開発が可能な技術力のシナジーにより生み出された短・中・長距離用LiDARは、高精度な検知が求められる車載用にも活用できる信頼性の高さに加え、低消費電力・薄型化により搭載可能性が一層向上したことにより、現在では、自動車メーカー、産機・建機・農機その他民生用メーカー、また工場敷地内や商業施設のインフラ用途など、より多くのお客さまに高く評価いただいております。
LiDARは画像センサに比較して、正確に位置や距離を測定可能であること等から、安全な自動運転・自動化に向けて必要性が拡大しています。セプトン社が小糸グループに加わることで、市場競争力を更に向上させ、今後もリーディングカンパニーとして一層の成長と、安全・安心への貢献を続けてまいります。」
また、セプトン社のCEOであるJun Pei氏は、以下の通り述べています。
「セプトンと小糸製作所の長年の緊密な協力関係を通じて生み出されてきた相乗効果を考えると、小糸グループに加わることができることに、感激しています。自動車業界では、LiDAR技術のトライアルが10年近く行われており、小糸製作所との協業関係は、トライアルから本格的な長期展開へと移行する重要な転換点にあります。小糸製作所と手を組むことで、顧客にとって最も重要なこと、即ち性能・信頼性・コストのバランスを実現するという点において、我々の強みを最大限に発揮することができます。」
※ 2024年7月29日付のプレスリリース「米国上場企業であるCepton, Inc.の子会社化に関するお知らせ」をご参照ください。
1.セプトン社概要
(1) 名称 | Cepton, Inc(セプトン・インク) |
(2) 所在地 | 399 West Trimble Road, San Jose, CA, 95131 (米国カリフォルニア州サンノゼ) |
(3) 代表者の役職・氏名 | CEO, Jun Pei |
(4) 事業内容 | 自動車・輸送インフラ等の各市場向けLiDARの製造・販売 |
(5) 設立年月日 | 2016年4月26日 |
2.今後の見通し
本子会社化による当社の通期(2025年3月期)連結業績予想に与える影響は現在精査中です。今後、公表すべき事項が生じた際は、速やかに開示します。
以上