株式会社小糸製作所(本社:東京都品川区、社長:加藤 充明)は「シグナルロードプロジェクション(以下SRP)搭載ヘッドランプの開発」で第76回 自動車技術会賞「技術開発賞」を受賞しました。
「自動車技術会賞」は、自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に1915年に創設され、自動車技術における多大な貢献・功績に対して贈られます。このうち、「技術開発賞」は、過去3年間に自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人およびその共同開発者に贈られるものです。
今回受賞した「SRP搭載ヘッドランプ」は、方向指示器に連動し、自車前方の路面上に進行方向を示す光のパターンを投影する技術です。周囲の歩行者や自転車等にクルマの存在や動きをより早く、視覚的に知らせることで、事故の未然防止に貢献します。
本技術は、遮光板を用いない独自の光学技術により、1つのLEDと2枚のレンズのみの極めてシンプルな小型ユニットで構成され、ヘッドランプの意匠に影響を与えることなく、SRP機能を追加することを可能とし、2025年度には日本国内初の車両搭載に成功しました。また、投影される光のパターンにおいては、輪郭表現を徹底的に追求することで、ドライバーや周囲から直感的に認識しやすい、鮮明な描画を実現しました。
こうした独創的かつ実用的なアプローチが、予防安全向上に寄与すると高く評価され、本受賞に至りました。
当社は今後とも、「KOITO VISION~人と地球の未来を照らす~」の達成に向け、安全・安心な交通社会の実現に貢献する魅力ある製品をいち早く市場へ投入すべく、最先端の技術の追求に取り組んでまいります。
【受賞概要】
1. 受賞件名:「シグナルロードプロジェクション搭載ヘッドランプの開発」
2. 受賞者 :谷 健太郎(第2製品開発部)、渡邉 賢(光源製造部)、北澤 由希子(システム開発部) 計3名
デザインに影響を及ぼさずSRPを搭載
(カローラ クロス ヘッドランプ)
SPRユニットは1つのLEDと2枚のレンズという極めてシンプルな構成で小型化
SRPから路面に投影されるパターン
ユースケース:交差点